家賃滞納で明け渡しを命じられた団地に飼い犬25匹を置き去りにしたとして、千葉県警環境犯罪課などは17日、同県船橋市習志野台8、自称保育士、舟串恵子容疑者(53)を動物愛護法違反容疑で逮捕した。3日に裁判所の強制執行で関係者が部屋に入り発覚。散乱したドッグフードなどで足の踏み場がなく、犬のふんが約1メートルも積もった部屋もあったという。 容疑は、今年6月8日ごろから7月3日、同市高根台の団地の部屋で、飼っていたシーズー系雑種犬25匹を置き去りにして退去、遺棄したとしている。「急に出ていけと言われ、すべての犬を連れて行けなかった」と話しているという。 同課によると、舟串容疑者は遅くとも09年9月ごろから多数の犬を飼い、団地を管理する都市再生機構(UR)に鳴き声や悪臭への苦情が寄せられていたという。今年1月、URが契約解除を求める民事訴訟を起こし、千葉地裁が明け渡しを命じたが、舟串容疑者は6月8