決勝でロシアの選手に敗れ握手をする平岡(右)=英国・ロンドンのエクセルで2012年7月28日、西本勝撮影 【ロンドン百留康隆】近代スポーツ発祥の地・英国の首都ロンドンで27日に開幕した第30回夏季オリンピック大会は28日、本格的に競技が始まった。柔道男子の平岡拓晃(了徳寺学園職)が今大会日本勢初のメダリストになった。 60キロ級で2大会連続出場の平岡は準決勝で、09年世界選手権銅メダルのエリオ・ベルデ(イタリア)に一本勝ち。決勝で、アルセン・ガルスチャン(ロシア)に敗れたが、五輪で自身初の表彰台。平岡は08年北京五輪では初戦敗退で、この階級でのメダルは04年アテネ五輪の野村忠宏以来。今大会日本勢メダリスト第1号となった。
重量挙げ女子48キロ級で、スナッチの3回目を成功させた三宅=英国・ロンドンのエクセルで2012年7月28日、望月亮一撮影 女子重量挙げ48キロ級は三宅宏実(いちご)が日本新記録となるトータル197キロで銀メダルを獲得した。女子は00年シドニー五輪で正式種目に採用された。 五輪3大会連続出場の三宅はスナッチで2番手に付けて、ジャークでも記録を伸ばした。 三宅 ほんとに夢のようで実感が湧いていない。父(68年メキシコ五輪銅メダルの父義行さん)より、銅より銀で、1個上に行けたのでうれしいです。 ◇父、伯父に続き3人目のメダリストに 念願が、ついにかなった。三宅が3度目の五輪挑戦で「今回こそ最高の舞台で花を咲かせたい」という思いを実らせ、68年メキシコ五輪銅メダルの父義行さん、64年東京とメキシコ五輪金メダリストの伯父義信さんに続き、三宅一家3人目のメダリストとなった。
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