自民党総裁選は9月26日に投開票され、安倍晋三元首相が第25代総裁に選出された。 安倍氏の総裁就任は5年ぶりで、自民党の総裁経験者が返り咲くのは初めてのこと。 安倍氏は「責任をしっかり胸に刻んで、政権奪還に向け全力を尽くしていく」 と再び総理を目指すことへの理解を求めた。 今回の自民党総裁選は、結果として自民党にとって 非常に重要なものになったと思う。 谷垣氏がそのまま総裁に就任していたら、 民主党と同じく全く盛り上がらなかっただろう。 その意味では石原伸晃氏による「谷垣降ろし」の 貢献は大きかったと言える。 そして総裁選そのものも、国会議員票では1回目の投票で最多票を 獲得した石原伸晃氏は総裁選中の相次ぐ失言などにより自滅し、 安倍氏と石破氏が逆転で決選投票というドラマチックな展開になった。 石原伸晃氏が敗れる展開は、安倍・石破の両陣営とも 想定していなかったと思う。 決選投票で安倍氏に