Dockerネットワーキングの第二回です。前回はDockerのネットワーク周りを概観し、Dockerをコンテナ型仮想化エンジンとして見た場合のネットワーク周りの問題点について解説しました。今回からは、仮想ネットワーキング技術を用いて複数ホスト上で稼働するコンテナを接続し、Dockerをコンテナ型仮想化エンジンとして使いやすくするDockerネットワーク拡張ツールについて解説します。今回はjpetazzo/pipeworkを取り上げます。 Dockerをコンテナ型仮想化エンジンとして見た場合に必要なネットワーク機能 Dockerをコンテナ型仮想化エンジンとして使い、コンテナを「仮想マシン」のような単独で動作するサーバとして利用したい場合、以下のような機能を持ったネットワークがあれば便利になります。 L2及びL3で接続された複数ホスト上で稼働するコンテナ間を接続できる 任意のIPアドレスをコン
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