今年になって初めてesports市場の規模が調査・公開されたが、esports業界はとかく経営情報が不透明だ。売上や損益といった財務情報だけでなく、スポンサーによる協賛の参考になるファン数や大会の視聴者数などのデータもほとんど開示されておらず、外からでは実態がほとんど分からない。 ゲーム会社やesports事業者、大会オーガナイザー、(法人格を持つ)ゲーミングチームがあえて隠しているとは思わないが、類似するビジネスモデルを展開するプロ野球やJリーグ、新興のBリーグではかなり詳細な経営情報が公開されている。Jリーグは観戦者調査のレポートも公開しているほどだ。 今回は先行するスポーツリーグを参考にしながら、経営情報の公開にどのようなメリットやデメリットがあるのかを議論する。そのうえで、記事としては公開したほうがいいと結論し、どのような情報を開示していくべきなのかを検討する。 途中でJリーグやB