2007年02月21日(水) 23時47分 偽装請負への思い、国会で訴えへ キヤノン工場の男性(朝日新聞) 請負会社に雇われてキヤノンの工場で7年近く働いている宇都宮市の大野秀之さん(32)が22日、衆議院予算委員会の公聴会で、職場の「偽装請負」について意見を述べる。キヤノンからは偽装請負を否定され、行政に是正を求めている。請負、派遣、パートなど非正規雇用の労働者の気持ちを国会で代弁するつもりだ。 大野さんは00年4月、宇都宮市清原工業団地のキヤノン工場で働き始めた。雇用主は請負会社だが、大野さんによれば、キヤノンの正社員に手ほどきを受け、超高精度のレンズを作ってきた。事実上キヤノンに派遣されたも同然の偽装請負状態だったという。 大野さんは当時、派遣を請負と偽る偽装請負のことを知らなかった。昨夏にその違法性を知り、10月、栃木労働局に実態を内部告発し、是正を求めた。12月には、キヤノンユニ