はじめに 参考書籍が非常に参考になったのでテーブル設計に関する内容のみをピックアップまとめてみました。普段テーブル設計をしていれば"当たり前"に実践している方も多いと思いますが、今回チーム内での勉強会用の資料の意味合いも込めて作成しました。本記事では、基本的にリレーショナルデータベースにおける設計を想定しています。 ご留意ください 本記事は"何があってもこのような設計が非推奨される"というものではありません。その時々のコンテキストによっては採用することが妥当な場合もあるかと思います。 1. 正規化が不十分 非正規化とは、データベース設計において、データの重複や冗長性を意図的に許容することを指します。正規化は、データの整合性と効率的なストレージのためにデータの重複を排除するプロセスですが、非正規化はそれとは逆のアプローチをとります。非正規化の目的は主にパフォーマンスの向上です。ジョイン操作の