慶応義塾大学ハプティクス研究センターは「CEATEC JAPAN 2016」(2016年10月4~7日/幕張メッセ)で、ロボットアームの位置情報・力情報を遠隔に伝える「力触覚通信」技術のデモを行った。同研究センターは、この力触覚通信技術を試作品などに手軽に実装できるよう、35mm角の小型ボードを開発、それもCEATECで披露した。 力触覚を伝える 慶応義塾大学ハプティクス研究センターは「CEATEC JAPAN 2016」(2016年10月4~7日/幕張メッセ)で、「力触覚(りきしょっかく)通信」を利用してロボットアームなどを動かすデモを展示した。 力触覚とは、人間が物体に触った時に得られる、「硬い」「軟らかい」といった感覚である。同研究センターは、この力触覚に関わる情報(力触覚情報)をネットワークなどを経由して遠隔に伝える技術を「力触覚通信」として、実用化を目指し開発を進めている。力触覚