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ブックマーク / science.srad.jp (7)

  • 連合国はどうやってドイツの戦車生産数を割り出したのか | スラド サイエンス

    家/.「How Allies Used Math Against German Tanks 」より。 第二次世界大戦中、ドイツ軍の戦車は明らかに連合国のそれより優れていた。これは動かしようのない事実だったため、連合軍はドイツ軍の生産数を知ろうと躍起になったそうだ。 当初スパイ活動や通信傍受、捕虜への尋問などでこれを割り出したところ、毎月1400台生産しているとの推測が立てられた。しかし実際には、8ヶ月間続いたスターリングラードの戦いに同盟軍が投入した戦車の数はたった1200台だったことから、これは現実的な数字ではないと結論づけられたという。 正確な生産数を割り出すのに連合軍が次に目をつけたのが、戦車にふられたシリアル番号だったという。このシリアル番号を考察し、離散一様分布の最大値を推定する数式を元に割り出された生産数は「1940年の夏から1942年の秋までに毎月255台」であったとのこと

  • 数式用のフリーなフォント STIX Fonts Version 1.0 ついにリリース | スラド サイエンス

    ベータテストから3年あまり、ついにSTIX Fonts Version 1.0がリリースされた。 STIX (Scientific and Technical Information Exchange) Fontsは科学・技術系の数式用のフリーなフォント。多くの学術論文誌を出版しているアメリカ物理協会(AIP)、アメリカ化学会(ACS)、アメリカ数学会 (AMS)、アイトリプルイー (IEEE)、アメリカ物理学会 (APS)、エルゼビア (Elsevier)がこのSTIX Fonts projectをサポートしている。紙、Web、PDF、ワープロ文書などの媒体を問わず、将来、事実上の数式用の標準フォントとなるだろう。 WebブラウザでMathMLで書かれた数式を奇麗に表示するためにSTIXは必須のフォントだ。 HTML5ではMathMLが利用できるようになる。あなたのWebブラウザでMat

  • プログラマーに数学は必須 ? | スラド サイエンス

    データベース主導型のサイトを構築するのに線形代数が役立つわけでもなく、昨今のプログラミングで数学的スキルを要することはあまりない。それだけでなく、数学的スキルがなくとも上手くやっていくことだって可能といえる。 しかし、開発者である Alan Skorkin 氏は自身のブログ記事で、開発分野で当に面白い仕事にありつくには数学的バックグラウンドは必須との主張を展開している。我々の扱うデータセットはより大きくなっており、それとともに数学に主眼を置いたアルゴリズム分析も重要になり、数学スキルは不可欠なものになっていく Skorkin 氏は考えているそうだ。 プログラミングと数学的バックグラウンドについて、/.J 諸兄方はどのようにお考えだろうか ? また、自身だけでなく周りの開発者らをみて思うところなどもあればぜひ。

  • フリップフロップ回路を組み込んだ新たな乱数生成手法 | スラド サイエンス

    独ハーゲン大学らの開発チームらが、乱数生成の新しい手法を開発したそうだ(Science Daily、家記事)。 このアルゴリズムでは、コンピュータメモリのフリップフロップ回路のランダムスイッチングを組み込んだとのこと。フリップフロップはスイッチングの直前は「準安定状態」にあり予測することができず、準安定状態の後メモリに保持されている内容は完全にランダムである。フリップフロップが組み込まれている場合、小さな配列では20倍「ランダム」な数を生成できることが実験で証明されているという。また、配列を故意に曲げようとする試みは、配列全体もしくは単体の要素が乱されるため容易に見分けられるという利点もあるとのこと。 乱数はセキュリティ分野だけでなく天気予報などの気象シミュレーションなどにも使われており、「ランダム」であればあるほどその精度が高まるとされている。

  • 2009年のノーベル物理学賞は光ファイバーへの貢献とCCDの発明に | スラド サイエンス

    2009年のノーベル物理学賞は、チャールズ・カオ(グラスファイバーによる光の伝送に関する革新的な業績)とウィラード・ボイル、ジョージ・スミス(CCDの発明)に贈られる(プレスリリース、一般向け解説、科学的背景)。 ガラスを使って光を伝送する試みは、20世紀初頭には既に始まっていた。しかし、1960年代当時の光ファイバーの性能は、20mの伝送で光が1%に減ってしまうレベルのものだった。 カオは、Standard Telecommunication Laboratoriesに在籍中、長距離のグラスファイバー中を伝達する光についての計算を行ない、純粋なガラスであれば100km以上離れていても光の損失を低減できるという結果を1966年1月に発表した。 カオの研究とそれに刺激を受けた他の研究者により光ファイバーの研究開発は前進し、4年後には実用に耐える長さ1kmの光ファイバーが作られ、1988年には

  • 筑波大スパコンが円周率計算で世界新記録 | スラド サイエンス

    ウサイン・ボルトが男子 100 メートル走で驚異的な世界新記録を叩き出したところだが、毎日新聞の記事などによると、筑波大計算科学研究センターのスーパーコンピュータ「T2K 筑波システム」が、円周率を小数点以下 2 兆 5769 億 8037 万けたまで計算したとのこと。世界記録としてギネスブックに申請したそうで、計算するのに約 73 時間 36 分かかったという。 ちなみに、T2K の計算能力は最大 95 TFLOPSで、TOP500 Supercomputing Sites によれば世界第 47 位である (2009 年 6 月時点)。 学生時代に CPU 時間の捻出に苦労したタレコミ人としては、この計算にどのくらいの CPU コストがかかったのか知りたいところである。 円周率の計算というと東京大学の金田研究室 (現在はつながりにくい ?) というイメージがあるんですが、今回の記録を樹立

  • 皆既日食の 4K 超ハイビジョン中継、大阪、京都、筑波にて。 | スラド サイエンス

    7 月 22 日の皆既日を鹿児島県の奄美大島から超高精細映像で生中継する公開実験を独立行政法人情報通信研究機構 (NiCT) と朝日放送などのグループが行う。会場は大阪、京都、筑波の 3 箇所、4 会場 (NiCT の皆既日のページ、asahi.com の記事より) 。 4K (4096×2160) の超高精細映像をプラネタリウムに投影する全天映像での公開となる (つくば会場は HD (1080p ?)) 。大阪 ABC ホール では録画されたものの上映となるが、他の会場 (大阪市立科学館、けいはんなプラザ、つくば会場) ではライブ中継。奄美大島では 22 日 10:56 前後のおよそ 2 分間が皆既となるとのこと。 各会場では定員が限られているので、参加を希望される方は 13 日必着で NiCT のけいはんな研究所に応募する必要がある。くわしくは前掲の NiCT のページにて。参加費

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