当社は、離れた場所に電力を無線で送ることができるマイクロ波遠隔給電システムにおいて、世界で初めて、周辺の無線LAN(Wi-Fi)通信に干渉することなく、狙った場所に効率よく電力を送る(給電)ことができる干渉回避機能を搭載した「給電技術」(*1)と、受電アンテナの向きにかかわらず高効率に電力を受け取ることができる「受電技術」(*2)を開発しました。 遠隔給電の実用化に向け、無線LANへの干渉を防ぎ、遠隔給電と無線LANを共存させることが不可欠です。これまで共存を実現する技術はありませんでしたが、今般の開発により、給電技術において、周辺の無線LANの信号の有無を検出し給電ビームを制御することで、干渉を防ぐことが可能となりました。受電技術においては、垂直の電波(垂直偏波)と水平の電波(水平偏波)を合成して受け取ることで高効率・安定的な受電を実現し、従来の約2倍の平均電力を受電できることを実証しま