Intelは低消費電力プロセッサAtomのロードマップを一新した。処理性能はそのままに消費電力を大幅に引き下げることで新しい製品市場の獲得を狙う。15W級のAtomで極薄型のノートPCが設計できるようにする他、1Wを下回るSoC用コアでスマートフォンを狙う。競合はARMだ。 Intelは、低消費電力プロセッサ「Atom」の開発ロードマップを修正しつつある。消費電力を以前計画していたペースよりも引き下げ、製品投入を前倒しする。今後3年間に22nm版と14nm版のAtomを発表する。 IntelのCEOであるポール・オッテリーニ(Paul Otellini)氏は、米国カリフォルニア州サンノゼで開催されたアナリストミーティングにおいて、「当社のロードマップは今のままでは不十分であるとの判断から、今後の取り組みの力点を変える必要があると考えた」と述べ、過去のPentium世代やCentrino世代
米Intelは2012年1月初旬に米ネバダ州ラスベガスで開催される家電展示会のCES 2012において、モバイルデバイス向けの最新プロセッサ「Medfield」ならびに、同プロセッサを搭載したリファレンスモデルを公開する計画だという。同プロセッサとAndroid OSを搭載したスマートフォンやタブレットは来年前半にも登場する見込みで、モバイルOS対応でARMに出遅れていた状況を打破できるかがポイントとなる。Technology Reviewが報じている。 MedfieldはAtomをベースとした、Intelのモバイルデバイス向けプロセッサとしては初のSoC (System on Chip)。32nm製造プロセスを採用する。Intelは当初、モバイルデバイスにおいてもPCと同様にプロセッサ本体と複数のチップセットを組み合わせた3チップソリューションを採用していたが、後にGPU機能とメモリイン
モバイルではARMなどに後れを取っているIntelがGoogleと提携し、将来版AndroidがAtomをサポートすると発表した。開発者会議IDFではAtom搭載Android端末のプロトタイプが披露された。 米Googleと米Intelは9月13日(現地時間)、Intelがサンフランシスコで開催している開発者向け年次会議「IDF 2011」において、GoogleのモバイルOS「Android」の今後のバージョンでIntelのモバイル向けプロセッサ「Atom」をサポートすると発表した。 GoogleでAndroidの開発を統括するアンディ・ルービン上級副社長がIDFの基調講演に登場し、「AndroidをIntelのスマートフォン向け低消費電力プロセッサのロードマップと結合させることで、改革と選択の機会を拡大できる。この提携はAndroidのエコシステムを促進するだろう」と語った。
米Intelと米Googleは9月13日(現地時間)、米サンフランシスコで開催中のIntel Developer Forum (IDF)において、Androidプラットフォームに関する提携を発表した。Androidが将来のバージョンにおいて、他のアーキテクチャに加えてIntelアーキテクチャを正式にサポートし、Intelのテクノロジを採用したAndroidスマートフォンの迅速な市場投入を実現する。 AndroidをIntelアーキテクチャに最適化 AndroidのIntelアーキテクチャ・サポートは、具体的には将来のバージョンをIntelのAtomプロセッサに最適化させる。IntelはAndroidのオープンソース・プロジェクトを活用し、幅広いAndroid製品へのIntelテクノロジの浸透を支援するという。これらはモバイル機器のOEMやワイアレス通信キャリアが、Android製品の開発に
Intelは、同社の「Intel Atom E600 プロセッサ(開発コード名:Tunnel Creek)」とAlteraのFPGAを1パッケージに統合した「Intel Atom プロセッサ E600C(開発コード名:Stellarton)」シリーズを発表した。 E600Cシリーズのパッケージ外観 同シリーズは、6つの製品を用意。FPGAを搭載したことで、カスタマが独自の設計により、差別化された製品を開発、市場投入することが可能となっている。 また、1パッケージでの提供のため、ボード上のスペースも抑えることが可能で、製造工程の簡素化できるほか、ベンダサポートもIntelだけに集約することが可能となる。 さらに、組込機器向けということで、同シリーズは7年間の製品サポート、産業用および商用温度環境のサポートを提供している。 製品の出荷時期は4製品(「E665CT」「E665C」「E645CT」
インテルの組み込み機器向けプロセッサ「Atom」と携帯機器向けOSの「MeeGo」は、タブレットPCやセットトップボックスなどさまざまな組み込み機器に採用が進んでいる。米国カリフォルニア州サンフランシスコで2010年9月13日~15日(現地時間)の日程で開催中の「Intel Developer Forum 2010(IDF 2010)」で明らかになった。またインテルはこのフォーラムで、Atomプロセッサにアルテラ製のFPGAを組み合わせてSiP(System in Package)技術でまとめた「Stellarton」も発表した。リコンフィギュラブル(再構成可能な)システムの実現に向ける。 IDFの2日目には、デルがWindows7搭載のキーボード付きハイブリッドタブレットPC「Inspiron」を発表して話題をさらった。IDFでは、Atomプロセッサを採用した数多くの新製品が披露されたが
Intelのエンジニアは、GoogleのAndroidをx86プロセッサで動作するよう移植する作業を進めている。 この取り組みで、WindowsやLinuxよりも、Androidを走らせるAtom搭載のNetbookやタブレットが登場する態勢が整うことになる。 Intelはx86でネイティブに動作するバージョンのAndroid 2.2(コードネーム「Froyo」)を2カ月以内にリリースすると、同社幹部はオンラインマガジンAPCに語った。 「(x86版Androidは)Froyoを基盤とし、今年の夏に開発者にリリースされると見込んでいる」とIntelのソフトウェア・サービス部門ジェネラルマネジャーで上級副社長のルネ・ジェームズ氏はAPCに語っている。 Googleは初め、Androidは、主にARM設計を基にしたプロセッサを搭載したデバイス――スマートフォン、スマートブック、タブレット――向
Intelは5月4日(米国時間)、次世代の「Intel Atom processor-based platform」(開発コード名:Moorestown)を正式に発表、即日出荷を開始した。 同プラットフォームには、CPU「Intel Atom processor Z6xx Series Family(開発コード名:Lincroft)」、インテル・プラットフォーム・コントローラ・ハブ「MP20」(開発コード名:Langwell)、専用ミクスド・シグナルIC(開発コード名:Briertown)が搭載されている。 これらは、同社の45nm High-KプロセスのAtomコアに3Dグラフィックス機能、ビデオ・エンコード/デコード、メモリ/ディスプレイコントローラを統合したSoCとして設計されたZ600番台のために再パーティション化されており、1億4,000万個のトランジスタを集積、スマートフォン向
CompuLabから、「Atom Z530」(1.6GHz)採用の超小型ベアボーンキット「fit-PC2 Diskless C1600」が登場した。代理店はイーテック。 本製品は、主にUMPCやMID用として開発された「Atom Z」シリーズである「Atom Z530」(1.6GHz)を採用する超小型ベアボーンキット。SCH(System Controller Hub)にはインテル「US15W」を採用し、フルHD1080p/H.264の動画再生も可能となっているのが特徴だ。消費電力はWindowsXPやUbuntu Linuxにて6W、動画再生時でも7W以下と非常に省電力。 また、大きさは101(W)×115(D)×27(H)mmとまさに手のひらに乗る超小型サイズなのも特徴となっている。高い動画再生能力に加え、ファンレス仕様な点やIR受光部、HDMIコネクタを標準で搭載するなどの特徴を踏ま
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