パナソニックは3月19日、1W以下のミリ波ギガビット無線チップセットを開発したことを発表した。同チップセットはWiGigアライアンスなどが策定する超高速無線通信の標準規格に対応しており、幅広い通信機器端末と安定した双方向通信を可能にする。同チップセットを用いることで、1W以下の省電力性が求められるモバイル機器への内蔵が可能となり、圧縮された30分程度のハイビジョン映像データを、10秒程度でモバイル機器に転送できるようになるほか、モバイル機器上に表示されたハイビジョン映像を遅延なく大画面テレビに転送できるため、従来以上にリアリティのある操作感で、機器間の連携を可能にできると同社では説明している。 同社では、これまでにも送受信部と変復調処理部をCMOS集積化する回路技術を確立していたが、今回、送受信LSIと、パケット処理部を含むベースバンド処理LSIからなる無線チップセットを開発した。従来のパ
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