イーロン・マスクの快進撃は今後も続くのだろうか。エコノミストのエミン・ユルマズさんは「株式市場でテスラはアップル並みに評価されているが、これは過大評価ではないか。イーロン・マスクの政治発言やハチャメチャな行動はビジネスの腰折れを招いている。チャイナリスクにも直面しており、経営者としてすでに限界に来ている」という――。(第2回) 【画像】モデル3・ロングレンジの走行距離距離を誇大に広告していた?【写真はこちら】 ※本稿は、エミン・ユルマズ『大インフレ時代! 日本株が強い』(ビジネス社)の一部を再編集したものです。 ■アップルのスマホそのものが優れているわけではない 読者から、あるいは講演会の席で、こんな質問をいただくことがある。 「自分はアップルとテスラに注目しているが、あなたはこの両社をどう捉えているのか。正直な考えを開陳していただきたい」 両社はハードウェアをつくっている。ただアップルに