先日3回に分けて「NHKスペシャル|原発解体~世界の現場は警告する~」を文字に起こした。その中の印象的な言葉を、総集編として紹介する。文字おこしの時は筆者の私見を挟まずにただただ文字に起こしたが、今回は考え方もおりまぜてみる。 現場責任者の井上辰也さん。今回の作業は安全に解体できることを実証することが目的だといいます。 「手足もと良いか。」 「手足もとよし。手足元よし。手足元よし」 「本日もご安全に」 「ご安全に」 私たちは、原発内でどのような人たちがどのように働いているかを知らない。だがもちろん人間が力を合わせて働いている。そんなごくごく当たり前のことが、特殊技能を持つ人達の手で原発解体現場でも行なわれている。解体には人間あり。このことをこのドキュメンタリーは最初に語った。 その際、原子炉では極めて高い放射能を持つ核のゴミが出ます。原発は運転を終えても原子炉を中心に配管やタービンなど広い