為末大さんは、2000年シドニー、2004年アテネ、2008年北京と3大会連続でオリンピックに出場した元陸上選手。スプリント種目の世界大会でメダルを獲得した初の日本人選手であり、400メートルハードルの日本記録保持者です(2018年9月現在)。現在は、株式会社Deportare Partnersの代表を務め、Sports×Technologyに関する様々なプロジェクトに取り組んでいます。そんな為末さんがある女性の存在無くして、ご自身の今を語ることはできないと言います。その女性とは一体どなたなのでしょう……。 キーワードは“おこがましい”。わが家の教育方針は特殊でした。 ー憧れといえば、やはり陸上選手ですか? 為末さん:単純に憧れといえば、小さい頃はカール・ルイス(※①)が好きだった。当時、カール・ルイスは世界で一番足が速かったので。 でも、自分の人生観に大きな影響を与えた人ということでいえ