迫る「原発ゼロ」の事態は、電力危機に直面する日本経済の姿を鮮明にした。目先の供給見通しさえはっきりせず、「この夏は本当に足りるのか不安」(化学大手首脳)と産業界の緊張は高まっている。 16日の関西経済連合会の会見では、電力需給に対する産業界の懸念の声が相次いだ。沖原隆宗・三菱UFJフィナンシャル・グループ会長(関経連副会長)は「電力は国民生活、事業活動、経済競争力を支えるベースの力。早期に稼働してほしい」と訴えた。 「さらなる産業の空洞化の進展も考えられる。もし予備率がギリギリのときに、例えば火力発電所でトラブルが起こり、大規模停電になったら、とんでもないことになる」と角和夫・阪急電鉄社長(同)も懸念を示した。松下正幸・パナソニック副会長(同)は「昨年夏と同じような節電対応策を当たり前のこととしてもらわれては困る」と苦言を呈した。
「あいつは明らかに世の中を憎んでいた。社会的な理不尽や不平等に対する強い怒り。既存の勢力に対する激しい憤り、憎しみ。ものすごく大きなエネルギーを感じた」 兵庫県明石市の泉房穂市長(48)は、第49期司法修習生=1995年研修所入所=の同期、橋下徹・大阪市長(42)の印象をそう語り始めた。 修習生時代、橋下氏と同じラグビー同好会に所属。衆院議員(民主党)を経て昨年5月に市長に就任した。同じ自治体トップとして橋下氏をよく知る人物の一人だ。ラグビーの練習後に聞かされた話を今も覚えている。 「橋下は破れた革ジャンをタダ同然で仕入れて1着3万円とか5万円で売って大学を卒業したと言っていた。『破れたやつを売ったらまずいやろ』と言うと『どこが悪いんですか。気付かずに買うのはお人よしや』と」。あっけらかんとした物言いには、同じように苦学して大学を卒業したこともあり驚いた。 「橋下の大きなエネルギーは確かに
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く