カザフ産ウラン輸入で新ルート=ロシア極東経由、輸送試験へ−海賊などのリスク回避 カザフ産ウラン輸入で新ルート=ロシア極東経由、輸送試験へ−海賊などのリスク回避 【モスクワ時事】中央アジア・カザフスタンで採掘したウランをロシアで濃縮し燃料化、ロシア極東経由で日本に輸入する新ルートを開拓するため、日本政府が電力会社や核燃料加工会社などと共同で今秋に輸送試験を計画していることが分かった。関係者が3日、明らかにした。 カザフ産ウランは現在、英国やフランスなどで燃料化し、スエズ運河経由などで日本に海上輸送されているが、海賊やテロのほか、緊迫する中東情勢の影響も懸念される。ロシア極東経由の新ルートが開設されれば、こうしたリスクが回避され、ウラン燃料確保に役立つ。 日本側は、ロシア国営原子力企業テフスナブエクスポートの協力を得て新ルートの事業化調査を行い、極東沿海地方のナホトカ、ボストチヌイ、ボリシ