国連“ヒズボラメンバー”拘束要請 7月1日 8時38分 6年前、レバノンの元首相が暗殺された事件を巡って、国連の特別法廷がレバノンの検察当局に対して、イスラム教シーア派組織ヒズボラのメンバーとみられる被告を拘束するよう要請したことから、今後、現政権で多数派を占めるヒズボラが反発し、政治的な対立が深まるおそれも出ています。 2005年2月にレバノンで、ハリリ元首相が爆弾テロで暗殺された事件を巡って、オランダのハーグ近郊にある国連の特別法廷は、先月30日、レバノンの検察当局に対して、事件に関わったとみられる4人の被告を拘束するよう要請しました。特別法廷は被告の名前を明らかにしていませんが、レバノン政府の高官によりますと、被告の中には、事件への関与を否定しているヒズボラのメンバーが含まれているということです。ことしに入って、レバノンでは、ヒズボラの閣僚が、捜査に協力する姿勢を示していたハリリ元首