八ツ場ダム視察 前原国交相に地元住民“無言”の抗議 前原誠司国土交通相は23日、民主党が衆院選のマニフェスト(政権公約)で建設中止と掲げた群馬県長野原町の八ツ場(やんば)ダム予定地を視察した。地元住民との意見交換会も予定したが、住民側は出席を拒否。現地訪問前から建設中止を表明していたことに批判も相次ぎ、前原国交相は「配慮に欠けていた面が多々あったことをおわびしたい」と陳謝した。ただ、「中止を白紙に戻すことは考えていない」と考えは曲げず、今後の対応次第では鳩山政権が試練に立たされる。 意見交換会場の長野原町山村開発センター。地元住民は“無言”で抗議した。午後1時15分、前原氏が到着すると、2階窓には「生活再建 早期実現」「八ツ場ダム 早期完成」と書かれた紙が張られていた。 2階会議室には住民用に30席ほど用意されたが、出席者はゼロ。地元町議によると「建設中止反対の横断幕を掲げたり、ハ