契約文書は、基本的に下表で示す通り、3階層で構成されていることが望ましいとされております。これは、サービス体系全体の整合性や更新頻度から見た効率性を考えて階層化されたもので、必ずしもこれにあわせる必要はありませんが、サービス利用者とサービス提供者の関係や契約の目的などを踏まえて、活用していただければよいものです。 これらの内容を踏まえた上で、まず、サービスレベル自体を検討する前に、対象とするITサービス取引におけるサービス提供者に債務の内容を整理・明確化しておく必要があります。通常ITサービス取引における契約は、次に3種類に区別できます。