名古屋市守山区の路上で21日未明、市立中学3年の男子生徒(14)が灯油をかぶって焼身自殺したことについて、生徒が通う中学の教頭は24日、取材に「過去に男子生徒へのいじめがあった」と話した。 教頭によると、昨年11月に男子生徒の保護者から「いじめを受けているのではないか」と相談があった。調査した結果、同級生から登下校時に道をふさがれたり、かばんを引っ張られるなどのいじめがあった。生徒の持病などをからかうようなあだ名で呼ばれることもあったという。 担任がいじめた同級生7人を指導。教頭は「その後はいじめは確認できず、ことし3月には本人も『もう何もありません』と話していた」と説明した。 学校側は生徒らから聞き取りをし、自殺の原因を調査する。