愛知県豊田市の砂利採掘現場に隣接する県道が、過度な採掘のために崩落する危険があるとして、県が通行を規制し、採掘業者を刑事告発していたことが22日、分かった。 県警豊田署は砂利採取法違反などの疑いで捜査している。 県砂防課によると、崩落の恐れがあるのは同市枝下町の採掘現場に面した県道の約50メートルの区間。道路脇が最大で高さ15メートルの崖になったという。県道は8月20日から片側交互通行になっている。 採掘業者は別の業者から現場を引き継ぎ、2010年から採掘を開始。その後、県道付近まで掘り進められたため、県は今年6月、予防措置をせずに採掘を行っているとして、県砂防条例違反の疑いで豊田署に刑事告発した。豊田署は同条例違反と砂利採取法違反の疑いで業者から任意で事情を聞き、事務所などを捜索して調べている。 業者は県道付近の埋め戻しを始めたが、規制解除の見通しは立っていない。採掘業者は県に「
