大阪府枚方市教育委員会は5日、酒を飲みながら市立図書館の指定管理者選定委員がやめないよう慰留したとして、同図書館の男性副館長(59)を訓告処分にした。飲酒を伴う慰留行為が市民感覚として不適切と判断した。また上司の女性館長(54)も、飲酒を伴う慰留行為を公務出張扱いで承認したとして訓告とした。 市教委によると、市は来年4月から市立図書館で指定管理者制度を導入する予定で、専門家5人を選定委員に委嘱。しかし今年7月、委員の一人の大学教授が「自分の意見が反映されない」として辞意を表明した。 館長は副館長に対し、教授を委員に慰留するよう指示。副館長らは、大阪市内の居酒屋で教授と会い、約3時間にわたり酒を飲みながら慰留した。食事代金は折半したという。 この後、教授は委員をやめ、別の委員が委嘱された。 市教委は「大学の研究室や喫茶店などで、飲酒をせずに慰留するのは問題ないが、飲酒を伴う慰留は市民感覚とし
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