京都大学宇宙総合学研究ユニットの磯部氏は、どんな言葉にも「宇宙」をつけることで有名である。 例えば、「宇宙落語」というものがある。これは、最新の宇宙理論と宇宙飛行士への聞き取り調査にもとづいた近未来予測を、落語形式で紹介するというもので、第一回目では落語家の林家染二師匠が、「商店街の福引きで宇宙旅行をあてた家族が宇宙船に搭乗」というネタで、オリジナル落語を披露したそうだ。 これ以外にも、宇宙観を能舞台で表現する「宇宙能」や、「太陽香」「超新星爆発香」などの新作フレグランスを開発する「宇宙お香」、茶人とコラボした「宇宙茶会」なるものがあり、これを仕掛けているのは磯部氏である。 磯部氏は、京都大学に所属する教員であり、これらの活動の一部は同学の宇宙総合学研究ユニットの一環としても行われている。謎が謎をよぶこれらの「宇宙ナントカ」について、磯部氏に話を聞いてみた。 「英ヴァージン・グループの民間