近畿日本鉄道は20日、3月20日に全線でダイヤ改正を実施すると発表した。代表列車「名阪特急」は、全列車に途中停車駅が設定され、ノンストップ列車はなくなる。 今回のダイヤ改正では、各線の利用者数の減少にあわせて運転本数が減り、列車の種別や停車駅の見直しが行われる。この10年ほどでは近鉄で最大の本数削減で、約4.5パーセントの列車が減少することになる。 特急列車では、大阪難波~近鉄名古屋間を結ぶ「名阪特急」において、全列車が津駅に停車するようになり、鶴橋~近鉄名古屋間の「ノンストップ特急」列車が消滅。京都~橿原神宮前・近鉄奈良間では併結運転がはじまり、京都~大和西大寺間で特急列車の本数が減る。このほか各区間で、特急列車の停車駅の増加、運転区間の変更、列車の削減が行われる。 一般列車では、大阪線で恩智~安堂間に停車する区間準急が新設されるほか、名古屋線で近鉄名古屋~富吉間の準急の一部が削減される
JR西日本は14日、定例社長会見において、JR京都線とJR神戸線内の3駅に折り返し設備を新設することを発表した。 新たな折り返し設備は、尼崎駅、吹田駅、灘駅に設置し、輸送障害が発生した際に運転を見合わせる区間を最小限にする。整備時期は、尼崎駅が2012年1月、吹田駅が同2月、灘駅が同3月の予定。これまで人身事故などでJR京都線とJR神戸線全線にわたって運転を見合わせていた場合でも、新しい折り返し設備の活用により、京都~大阪間、大阪~三ノ宮間、三ノ宮~姫路間の輸送が確保しやすくなる。 同社によると、今後例えばJR京都線の京都~吹田間で輸送障害が発生した場合、JR神戸線内の列車は、吹田駅で普通と快速電車が、大阪駅で新快速電車がそれぞれ折り返し、JR神戸線内(大阪~姫路間)では日中の通常本数で運転できるという。
JR東日本千葉支社は25日、同支社管内で使用している113系の定期運用を、8月末で終了させると発表した。これでJR東日本から113系が引退することになる。 近郊形電車の基本となった113系は、1963年に登場。片側3扉、セミクロスシートを採用し、最盛期は東海道線や横須賀線でも活躍した。現在は横須賀色(スカ色)の数編成が千葉方面で運転しているが、209系2000番代への置き換えが進み、8月末で定期運行が終了する。 113系の定期運用終了にあわせ、JR東日本千葉支社は7月27日から8月31日まで「ありがとう 113系」のヘッドマークを掲出して運転する。掲出する車両は、113系の8両1編成(116編成+217編成)。総武本線や外房線、内房線、成田線などを走行する。 JR東日本から113系が消滅すると、今後は、JR西日本の近畿地区や広島地区、JR四国の高松地区で、113系の活躍が見られることになる
京阪電気鉄道は1日、5月28日に京阪線でダイヤ変更を実施すると発表した。中之島と出町柳を結んでいる速達列車「快速急行」の昼間の運転は廃止する。 今回のダイヤ変更は、淀駅付近の上り線の高架化にあわせて、5月28日に実施する。 昼間に1時間あたり2本運転している中之島~出町柳間の「快速急行」は、利用者が少ないことから廃止し、かわりに淀屋橋~出町柳間の「特急」を1時間あたり2本増発する。変更後の淀屋橋~出町柳間の「特急」は10分間隔となり、中之島線開業前の本数に戻る。また、大阪方の運転本数を見直し、現在1時間あたり計12本運転している大阪方の近距離列車を、同6本に減らす。京都方の直通列車をあわせると、大阪方の列車本数は、1時間あたり24本から18本になる。 朝や夕方のラッシュ時間帯についても、中之島線直通の「快速急行」の本数の削減や、中之島駅発着から淀屋橋駅発着への変更などを実施する。 中之島線
昭和31年の鉄道記事 かつて、「鉄道」は、人々にとって、最も身近な乗り物であり、あこがれであり、同時に、科学の粋を集めた技術でした。雑誌が特集を組む機会も、いまよりはるかに多かったのです。 昭和31(1956)年2月26日号の「週刊朝日」が報じた、「東西私鉄くらべ 阪急と東急」の記事の一部を掲載します。 ※全文はAERAムック「昭和の鐵道と旅」(朝日新聞出版)でご覧ください。 「乗客座りこみ」の原因 このところ、関西の電鉄経営者は、〝すわりこみノイローゼ〝に襲われている。 当時、阪急は各駅に便所を設け主要駅は水洗式。東急は全99駅のうち便所があるのは十数駅のみだった。施設面では阪急に軍配があがりそうだと記事は指摘する。 さる二月二日朝、阪急宝塚線(梅田~宝塚)で、ラッシュ時に乗客が電車の前にすわりこみ、二時間半にわたって電車をとめてしまったのにつづいて、この十二日夜には、南海電車でも同じよ
阪急電鉄は21日、京都線で観光列車「京とれいん」を導入し、3月19日から運転すると発表した。また、京都線の土休日のダイヤ改正を5月14日に実施することも発表した。 京とれいんは、京都への旅客誘致を目的に、特急型車両の6300系6両を改造した専用車両。「和・モダン」をコンセプトにした車内は、1~2号車、3~4号車、5~6号車で3種類のデザインを採用している。3~4号車は座席数を絞って半個室風のボックスシートとし、出入り口付近に格子状の飾りをつけたり、座席の背もたれの一部に畳を使用するなど、京都の町屋をイメージした内装となっている。 3月19日から5月8日までは梅田~嵐山間の臨時快速特急として、土休日にそれぞれ1往復運転する。運転時刻は、梅田駅9時51分発(嵐山駅10時42分着)、嵐山駅16時38分発(梅田17時27分着)。5月14日以降は、梅田~河原町間の快速特急として、土休日の日中にそれぞ
JR九州とNEXCO西日本は、高速道路の大規模工事による渋滞を緩和するため、共同で告知キャンペーンを実施している。両社の共同での取り組みは初めて。 九州自動車道の向佐野橋(福岡県太宰府市)で、9月1日から大規模なリフレッシュ工事が実施される。12月中旬の工事終了までの間、車線規制による渋滞が予測されることから、JR九州とNEXCO西日本が、テレビCMやポスターを利用して公共交通機関である鉄道の利用を広く呼びかけることにした。テレビCMは両社がそれぞれ15秒ずつ制作し、連続して放送されている。先に、NEXCO西日本が向佐野橋の工事内容を伝え、続けて、JR九州が渋滞を避けるためJR列車の利用を促す流れになっている。放送期間は9月末まで。また、両社が共同で制作しポスターは、NEXCO西日本の各サービスエリアやパーキングエリア、JR九州の福岡や佐賀地区の列車の車内で、8月下旬から9月下旬まで掲出す
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