火星に長く伸びた、なぞのクレーター 【2010年9月1日 ESA】 火星の赤道付近にある「Orcus Patera」と呼ばれる地形は、幅約140km、長さ約380kmもの大きさがあるが、なぜ通常の円いクレーターと異なり楕円形をしているのか、その形成プロセスはなぞである。 真上から見たクレーター「Orcus Patera」。周縁の地溝の亀裂に注目。クリックで拡大(提供:ESA/DLR/FU Berlin (G. Neukum)、以下同じ ) 「Orcus Patera」を標高で色分けした画像。上部のカラーバーと数字が、標高数値との対応を表す。クリックで拡大 「Orcus Patera」を斜め上から見た画像。立体的なようすがわかる。クリックで拡大 火星の2つの火山「オリンポス」と「エリシウム」の間に位置するOrcus Pateraは、見落とされがちな地形だが、くっきりとしたくぼみで、その大きさ