日本に本場のフランスパンを広め、「フランスパンの神様」と呼ばれた兵庫県芦屋市のパン職人、フィリップ・ビゴさんが17日、亡くなったことがわかりました。76歳でした。 ビゴさんは全国を回って、当時知られていなかった本場のフランスパンを広め、若手職人の育成にも積極的に取り組んだことから「フランスパンの神様」と呼ばれていました。 こうした業績を評価され2003年にはフランスで最も名誉ある「レジオン・ドヌール勲章」を受章したほか、去年にはものづくりで特に優れた技能を持つ「現代の名工」に選ばれ、その際には「パン作りへのこだわりを今後も若い職人たちに伝えて行きたい」と話していました。 フランス大使館によりますと、ビゴさんは17日、亡くなったということです。76歳でした。 日本に駐在するフランスのピック大使は18日、「日本人のフランスパンに対する好感度向上に大きく貢献されました。心よりお悔やみ申しあげます