(CNN) 米バージニア州ハンプトン郡の副保安官がインターネット交流サイトのフェイスブックで上司の政敵に「いいね」を付けて解雇されたとして、「いいね」が米国憲法で自由を保障された「言論」に該当するかどうかをめぐり、裁判で争っている。 訴えを起こしたのは同郡の副保安官だったダニエル・レイ・カーターさん。訴状などによると、上司のB・J・ロバーツ保安官は2009年の選挙で自分の対立候補だった人物を支持したとして、カーターさんなど6人を解雇した。カーターさんの場合、この人物のフェイスブックのページで「いいね」をクリックしたことが解雇理由とされた。 この処分に対してカーターさんはロバーツ保安官を相手取り、同州の米連邦地裁に訴えを起こした。しかし、レイモンド・ジャクソン裁判官は今年5月の判決で、言論の自由が保障されるためには「実際の発言」を伴う必要があると指摘、「フェイスブックの『いいね』は憲法で保護