プロレスラーの蝶野正洋が目を輝かせながらキャラクターの魅力を語り、舞台の茨城県・大洗にはファンが押し寄せ、SNSでは「ガルパンはいいぞ」という言葉が飛び交う……現在、女子高生たちが仲間と“戦車道”を極めていく過程を描いた『ガールズ&パンツァー』(以下、『ガルパン』)が大ヒットとなっている。昨年11月に公開された劇場版はこの5月に興収20億円を突破。5月27日に発売した劇場版のBDは初週で16.2万枚を売り上げる爆発的ヒットとなったが、映像作品発売後の全国再上映で興収を1億伸ばすなど、さらに息の長いヒットとなっていきそうな気配だ。『ガルパン』はなぜここまで人気を集めたのだろうか? 気になるけど今さら聞けない…そんな『ガルパン』に改めて迫ってみたい。 ■戦車テーマでありながら死や戦争には直結しない“スポ根” 『ガールズ&パンツァー』はアクタス制作のオリジナルアニメとして、2012年10月期にT