【読売新聞】 中国政府と取引関係にあるIT企業(本社・上海)が、X(旧ツイッター)のアカウントを通じて、世論工作を仕掛けるシステムを開発した疑いがあることがわかった。このシステムを紹介する営業用資料とみられる文書がインターネットに流
鬱の人々の書き込みが集まる「樹洞」 2012年、中国東部・南京市に住む一人の学生がSNSの「Weibo(ウェイボー)」に「さようなら」と書き込み、自ら命を絶った。その投稿には何百万ものコメントが寄せられ、ほどなくしてそこは鬱を抱える人々がオンラインで集う場になった。 ユーザーたちは、声に出して言えないことを吐露する場所という意味で「樹洞(じゅどう)」と呼んだ。そして、9年経った今でも、そこには毎日新たな書き込みがある。 ウェイボーのこうした書き込みを人工知能(AI)で検出し、自殺の危険性があるユーザーを特定しているのが「樹洞レスキュープロジェクト」だ。 オランダを拠点とする中国人コンピュータ科学者の黄智生が設計したアルゴリズムがもとになっており、仕組みはこうだ。 まず危険を察知したアルゴリズムが、その書き込みにフラグを立て、対話アプリ「WeChat(ウィーチャット)」のグループ機能でボラン
「愛国ではない、害国だ」 尖閣デモと公用車襲撃を否定され困惑する中国ネットユーザー(1/2 ページ) 8月、再び尖閣諸島問題や日本大使公用車襲撃事件で、中国の反日世論が高まった。19日には中国全土で比較的規模の大きな反日デモが起き、翌週26日にも小規模な反日デモが発生。27日には丹羽駐中国大使が乗った車が襲われ、日の丸が盗まれるという事件が起きた。 反日デモの参加者による現地写真を見る限り、今回の参加者はネット世代である若者が多いようだ。「微博」(weibo)と呼ばれるマイクロブログがデモ開催情報の主な拡散手段となったのだろう。ただ、「尖閣は中国のもの、蒼井そらは世界のもの」なる横断幕が各地で掲げられていたというから、反日に憤り立ち上がってはいるが、ややお祭り感覚も混じるデモではないかとも解釈できる。微博上でのデモ開催の情報は書き込まれては消されている形跡が確認できるが、消すスピード以上で
1953年、上海市生まれ。85年に来日。『蛇頭』、『「中国全省を読む」事典』、翻訳書『ノーと言える中国』がベストセラーに。そのほかにも『日中はなぜわかり合えないのか』、『これは私が愛した日本なのか』、『新華僑』、『鯛と羊』など著書多数。 莫邦富の中国ビジネスおどろき新発見 地方都市の勃興、ものづくりの精度向上、環境や社会貢献への関心の高まり…中国は今大きく変わりつつある。先入観を引きずったままだと、日本企業はどんどん中国市場から脱落しかねない。色眼鏡を外し、中国ビジネスの変化に改めて目を凝らす必要がある。道案内人は日中を行き来する中国人作家・ジャーナリストの莫邦富氏。日本ではあまり報道されない「今は小さくとも大きな潮流となりうる」新発見をお届けしよう。 バックナンバー一覧 7月21日、一晩中眠れなかった北京人が少なくなかった。60年ぶり(1951年以来)といわれる豪雨が北京を襲い、水不足に
中国広東省の小さな漁村、烏坎(ウーカン)で地元政府に対する抗議デモが激化している。果たしてこのデモは中国各地で頻発している抗議運動の重要な転換点となるのか? ならないかもしれない。だがこの抗議デモは、政府にとっても活動家にとっても注目すべき事例だ。暴動が拡大し、地元政府の職員が村から逃げ出したとまで伝えられるからだ。 中国で大規模な暴動が起きるのは珍しいことではない。この5年間、当局は公式な数字を発表していないが、中国全土で毎年約18万件の「大規模な事件」が発生しているといわれる。 ここでいう「大規模な事件」とは、デモ活動や集会など市民が集まって地元政府に抗議の声を上げること。よくあるのが政府による土地の接収とそれに伴う強制移住に対する抗議だ。また環境汚染や労働賃金の問題も抗議活動の大きな要因になる。 烏坎では土地収用の補償が十分ではないとして、住民らが3カ月前から抗議活動を開始。今週、警
日中の社会人や学生、およそ20人が集まり美味しい食事をしお互いの国や日常を話し交流するというとても楽しい素敵なイベントだったのですが、参加した中国人の方の大多数が中国版twitterといわれるweiboでの告知をみて集まったというコトで驚きました。 参加された中国人は皆スマートフォンを所有しweiboのアクティブユーザーです。 彼らは会の合間も、交流会の様子を写真やコメントを載せてせっせと呟き、自分のフォロワーたちに共有していました。そして会の終わりには、電話番号ではなく、weiboのアカウントを交換するのです。 会の主催者である郭 科さん(http://www.weibo.com/u/1941113001)は、日本在住9年の中国人です。 お世話になった日本への恩返しという想いから、日中交流会を定期的に開催されているらしいのですが、最近になってweiboを使って人を集めはじめたとのコトです
中国人ジャーナリストで政治ブロガーの安替(マイケル・アンティ)は1月、フェースブックのアカウントを閉鎖された。同社の担当者が安替に語ったその理由とは、「フェースブックは偽名を認めない方針を徹底している。アカウントを再開したければ、ペンネームのマイケル・アンティではなく、中国名のチャオ・チンを使わなくてはならない」。 その直後、安替は知ってしまった。フェースブックの創業者マーク・ザッカーバーグが最近飼い始めたハンガリアン・シープドッグの子犬「ビースト」が、フェースブック上にプロフィールのページを開設したことを。カンカンになるのも無理はない。以下はAP通信の記事から。 ケンブリッジ大学とハーバード大学の両方からジャーナリズムの奨学金を受けたこともある安替が、フェースブックにアカウントを作ったのは07年のこと。そのアカウントが使えなくなって、彼を安替として知る1000人以上の学者や専門家との連絡
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