(CNN) 生物学者から世界有数の知的な無脊椎(せきつい)動物とみなされているタコ。普段はいたずら好きで好奇心旺盛だ。 写真特集:世界で最も醜い動物? しかし、オーストラリアの男性地質学者はこのほど、そんなタコのもう一つの側面を目撃した。同国西部にある巣を守るため、かなり攻撃的な行動に出たのだ。 3月18日、ランス・カールソンさん(34)がジオグラフ湾の浜辺を歩きながら2歳の娘と一緒に泳げる場所を探していたところ、海中からアカエイと思われる動物が飛び出してきた。 実はタコだと気付き撮影を開始すると、怒ったタコはカールソンさんに突進。この様子を収めた動画はインスタグラム上で6万回も視聴されている。 カールソンさんは2日、CNNの取材に「あの映像を撮ったのは私だ。タコが飛びかかってきたので、すごく驚いた。続けてタコはもっと深い場所に泳ぎ去っていった」と振り返った。 その後カールソンさんが近くで
バイデン氏が新大統領に就任し、「オーバルオフィス」と呼ばれる大統領の執務室は大きく変わった。 【画像】トランプ氏の執務机にあったダイエットコーラのボタン アンドリュー・ジャクソン氏の肖像が無くなり、代わってマーティン・ルーサー・キング・ジュニア氏やベンジャミン・フランクリン氏の肖像や像が飾られた。 しかしそれだけではない。トランプ前大統領が設置した、ダイエットコーラの「赤いボタン」も無くなった。このボタンを押すと、執事がすぐにダイエットコーラを運んでくる仕組みになっていた。 トランプ氏はダイエットコーラの愛飲者として知られる。2012年にはTwitterでコーラを「ゴミみたいな飲み物」と揶揄したこともあったが、ホワイトハウスでは1日に12杯飲んでいたと伝えられている。 2017年にトランプ氏を取材したAP通信のジョリー・ペイス記者は、取材時にトランプ氏が赤いボタンを見せたと報じている。トラ
「全ては嘘から始まりました。 嘘に嘘が重ねられ、そして不寛容から始まったのです。私はヨーロッパで、社会がどのように制御不能となっていくかを直接目にしました」 【動画】シュワルツェネッガーさんの議会襲撃めぐるスピーチ 元カリフォルニア州知事で俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーさんが、アメリカの連邦議会議事堂で起こった暴動事件に関してYouTubeで動画メッセージを公開。ナチスによるユダヤ人襲撃事件を引き合いに出し、暴動の参加者や、支持した共和党議員らを批判した。 シュワルツェネッガーさんは共和党員。ナチス・ドイツの統治下にあったオーストリアで、第二次世界大戦の終戦から2年後に生まれ、その後アメリカに移住した。 公開した動画は7分半で、全文は次のとおり。 ■スピーチ全文この国の移民の一人として、アメリカ人の仲間や友人、世界に向けて、最近起こった出来事に関して伝えたいことがあります。 私はオ
元大関で現役最年長関取の西十両3枚目琴奨菊(36=佐渡ケ嶽)が、引退を決意したことが大相撲11月場所7日目の14日、分かった。15年ぶりに十両に転落した今場所は、6日目終了時点で1勝5敗と振るわず、この日に休場届を提出した。 【写真】炎鵬を小手投げで破る琴恵光 ◇ ◇ ◇ 琴奨菊の付け人を務めた琴恵光は「数え切れないほどのことを近くで教えてもらった」。その教えが現在の地位に結びついているという。「一番覚えているのが『迷ったら強く当たれ』。勝ち負けにこだわらず、自分を信じて思い切りいくことを教えていただいた」。 22歳の琴ノ若は「入門した当初から稽古つけてもらって上げてもらった。取り口とか見習って吸収して自分のものにしていきたい」と感謝。21歳で部屋頭の琴勝峰も「返しきれないぐらい深い恩がある。自分ができることはしっかり結果を出すこと」と話した。
ラグビー日本代表として昨秋のワールドカップ日本大会で活躍したトンプソン ルークは、今年1月に現役引退。生まれ育ったニュージーランドへ戻って牧場経営を始めたが、新生活はコロナ禍に巻き込まれて…。東大阪市で13年も住み関西弁を話す人気者はいま、どんな暮らしをしているのだろうか。 【写真】で見る牧場経営をはじめたトンプソンの激動の1年 ◆日本代表合宿の休み時間に関連書物を読んでいた お元気でしたか、との問いかけに、画面の向こうの通称トモさんは「ぼちぼちでんな」。転職したての40歳。日々の苦労も慌ただしさも、前向きな言葉で表す。 「ラグビーではたくさん経験があります。だから自信をいっぱい持っていました。でも、いまは全部が新しい。だから、また勉強をして、また頑張りたい。これはいいチャレンジね」 タックル。タックル。またタックル。ラグビーマン時代のトモさんは、専門誌で読者が大会MVPに選ぶ通好みのタフ
自閉症の子どもは津軽弁を話さない。そんな妻の一言をきっかけに、心理学者の松本敏治氏はことばと心の謎の解明に乗り出した。松本氏は「最初は軽い気持ちで調べていたが、本にまとめるまで十数年がかかった。現場の人々の経験や感覚に目を向けることの大切さを痛感した」という――。 【この記事の画像を見る】 ■「ことばと心の謎」に迫る研究のきっかけ ある日、町の乳幼児健診から帰ってきた心理士の妻が、ビールを飲みながら「自閉症の子どもって津軽弁しゃべんねっきゃ(話さないよねぇ)」と言ってきました。 障害児心理を研究する私は、「それは自閉症(自閉スペクトラム症:ASD)の独特の話し方のせいだよ」と初めは静かに説明してやりました。しかし妻は、話し方とかではなく方言を話さないのだと譲りません。 やり取りするうちに喧嘩になり2、3日は口を利いてくれませんでした。こちらも長年、その道の研究職であるつもりでしたから、たと
Nぼっくす+さんが制作した『火焔土器型ソフトクリーム容器』と『ミス馬高土偶スプーン』=Nぼっくす+さん(@cTstZKtDOlRIN1z)のツイート 燃え上がる焔のような形状が特徴的な、縄文時代の土器「火焔土器」。重厚感あふれる土器をモデルに、まるでサクサクと音を立てそうな、軽やかな「ソフトクリームの容器」に変身させた写真がツイッターで話題になっています。精巧なこの容器をつくることができた背景には、縄文文化財をオープンソース化するというプロジェクトがありました。(野口みな子) 【画像】本物の「火焔土器」「ミス馬高」がこちら 縄文仕込みの「映え」に「縄文フェチにはたまらない」 縄文時代の土器と現代がミックス 話題となっているのは、Nぼっくす+さん(@cTstZKtDOlRIN1z)がTwitterに投稿した写真です。新潟県長岡市の馬高(うまたか)遺跡で出土した「火焔土器」と「ミス馬高」と名付
試合は中止のはず。どうして大勢の人が、スタジアム前で大漁旗を振っているのか。この人達はどこから来たのか―― 日本ラグビーの北の聖地ともいえる岩手・釜石。 新日鉄釜石の日本選手権7連覇など栄光の歴史を持つ「鉄と魚とラグビーの街」は、ラグビーW杯日本大会で12開催都市のひとつだった。 釜石鵜住居復興スタジアム(岩手・釜石)ではW杯2試合が予定されていたが、10月13日のナミビア×カナダが、台風19号の影響により中止になった。 開催中止の発表は、試合当日の朝。釜石開催は今大会最後とあって、落胆の声が広がっていた。 だからこそ、釜石・鵜住居からSNSで発信された光景に人びとは驚き、感激のメッセージを寄せた。 鵜住居のスタジアム前で、大量の大漁旗が振られていた。 試合は開催されない。スタジアムには入れない。 それでも人びとはスタジアムに結集し、台風一過の青空に、100旗以上のカラフルな大漁旗をなびか
「祖国は多くの問題を抱えている」[ロンドン発]ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会決勝でイングランドに完勝して3大会ぶり3度目の優勝を果たした「スプリングボクス(南アフリカ代表の愛称)」。“黒人初”の主将としてW杯を天にかざしたシヤ・コリシ選手(28)のインタビューに魂が揺さぶられました。 「祖国は実に多くの課題に直面しています。しかし南ア国民は私たちを応援してくれました。みんなに感謝します。祖国はいま本当にたくさんの問題を抱えています。それぞれ違うバックグラウンドを持つ人たち、異なる人種からなるチームがゴールを目指して一つになれました」 「今日はどうしても優勝したかったのです。何かを成し遂げたかったら団結する、そうすればできることを祖国のために示したいと願っていたのです」「(国民が一つになって応援してくれる)こんな南アを目にするのは生まれて初めてです」 「1995年の初出場初優勝が私た
横浜国際総合競技場を埋めた公式入場者数は「68843人」。応援歌の「スイングロー・スウィート・チャリオット」を背に、イングランド代表でインサイドセンターを務めるオーウェン・ファレル主将は「非常に楽しかったです。それは間違いない」と笑った。ワールドカップ(W杯)日本大会の準決勝で、ラグビー発祥国であるイングランド代表が大会3連覇を狙っていたオールブラックスことニュージーランド代表を19―7で撃破。3大会ぶり4度目の決勝進出を決めた。 オールブラックスがW杯で負けたのは、2007年に開催国だったフランス代表に屈した準々決勝以来、20試合ぶり。両軍の過去通算戦績は、これまでオールブラックスの33勝7敗1分で、イングランド代表がW杯でこのカードを制したのは4回目にして初めてのことだった。 敗れたナンバーエイトのキアラン・リード主将は、悔しさを噛み締める。 「全力を尽くしたが、相手のレベルに満たなか
ラダック・マトー村の風景。頂に氷河をたたえるのがマトー山(著者撮影)雪が降らなくなったラダック 地球温暖化はすでに防止する段階にはない。温暖化防止の活動は継続しながらも、温暖化にいかに適応するかを考え、行動する段階に入っている。 今年8月、ラダックへ行った。インド北部ジャンムー・カシミール州に位置する、標高の平均が3500メートルという山岳地帯。富士山と同じくらいの高さ、日本の面積の5分の1程度の場所に、29万人が暮らしている。 強烈な日差しを感じた。これも標高の高さゆえ。日焼け止めのクリームを塗り、サングラスをかける。遠くに標高5000〜6000メートル級の山々が見える。 ラダックの夏は短い。 10月~4月上旬は氷点下まで気温が下がり、時々マイナス20度以下の極寒の世界となる。 それが4月中旬になると気温も上がり晴の日が続く。陸路でラダックに入れるのはこの期間だけ。雪のために峠を越える道
奇跡なのだ。ラグビーの世界一決定戦、ワールドカップ(W杯)が日本で開かれているのは。日本代表やニュージーランド代表、アイルランド代表などの熱戦を取材しながら、つくづくそう思う。 だって、1987年にNZ・オーストラリア開催で始まったラグビーW杯はずっと、ラグビー伝統国ばかりで開かれていた。その第一回大会からすべてのW杯を取材しているノンフィクション作家として、本当に日本で開かれるなんて、これっぽっちも考えていなかった。でも、早稲田ラグビー部の先輩にあたる奥克彦さんは違った。ラグビー部は2年の夏合宿で辞めたけれど、ラグビーへの情熱は変わらなかった。 奥克彦さんは猛勉強し、在学中に超難関の外務省公務員上級試験に合格した。1981年、外務省に入省後、英国オックスフォード大学に留学。ラグビー部に入り、日本人として初めて一軍選手として公式戦に出場した。 「ラグビーワールドカップを日本でやろう」と、奥
オレンジ色の裸電球が照らす先に、蒸しダコが並んでいた。「アフリカ」と書かれた札も見える。2018年秋、移転前の東京・築地市場。仲卸業者は「タコと言えばアフリカでしょ。モロッコだったり、モーリタニアだったり」と言う。市場で働く人たちにとって「アフリカのタコ」は当たり前なのだ。現在、日本で流通するタコのおよそ2割はモロッコ産とされている。ところが、「実はモロッコでタコはほとんど水揚げされていませんよ」と聞かされたらどうだろうか。複雑な流通経路のためか、ほかの知られざる理由があるのか。「モロッコのタコ」の実情を探るためアフリカに足を運ぶと、アフリカ最後の植民地「西サハラ」問題が見えてきた。(文・写真:岩崎有一/Yahoo!ニュース 特集編集部)
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