【ワシントン=有光裕】米高速道路交通安全局(NHTSA)は6月30日、米電気自動車(EV)テスラ・モーターズの車両で、自動運転中に死亡事故が発生し、対象車の予備調査を始めたと発表した。 米国で自動運転中に死亡事故が起きたのは初めて。 事故は5月7日にフロリダ州で発生した。2015年製「モデルS」が自動運転で高速道路を走行中、前に斜めに進入した大型トレーラーと衝突し、運転手が死亡した。トレーラーの床と路面が広く、人工知能がくぐり抜けられると判断し、停止しなかったとみられ、ブレーキをかけた跡はなかった。