憲法学者・木村草太が各党の「改憲」マニフェストを読む〜いま最も危惧すべきポイントは? 投票前に全国民必読! 憲法とは、主権者である国民が、自らの人権を守り、国家の権力濫用を防ぐために、国家権力に対して守らせるべき約束を定めたものだ。つまり、憲法は国民の声を吸い上げる形で定められなければない。 いったいどこに「権利よりも義務を増やしてほしい」とか、「介護サービスを切り捨ててほしい」と考えている国民がいるというのだろうか。ひょっとしたらいるのかもしれないが、それはごく一部のように思われる。 多くの人は、より人権を守る国にしてほしい、安心して働き、万が一の時には福祉により支える国にしてほしい、と思っているだろう。 この他にも、自民党改憲草案は、権力の歯止めを不用意に外す条文が多く、草案のままに改憲が提案される事態は、立憲主義を後退させる危険があり、好ましくない。 自民党への逆提案 改憲を目指すの
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