(また、連続朝ドラ『舞いあがれ』から) 最近の場面が印象にのこった。 (いまでは主人公舞ちゃんは幼友達の貴司くんと夫婦となり、プライベートでも幸せな日々を すごしている) ある風の強い日、停電になり、蠟燭をともして貴司くんと肩をならべていたとき、 彼がゆらめく仄かな蝋燭のともしびを見ながら、 「暗くて遠いところは見通せないけど、足元のような近くはよう見えんねんで」と (いう意味のことを)言った。 いっしょに見ていたツレが、「貴司くん、いいことを言うね」とつぶやいた。 同じように見ていても、ときどきボーっとするこちらは「いいこと」に 気がつかなかったが、彼女に聞いて後で深くうなずいた。 そして、大好きな禅言「脚下照顧」を連想した。 (グーグル画像より) 自分の足元を見つめて丁寧に生きる大切さに気づかせる言葉だ。 ーーーーー 障害を負ってからは、とぼとぼヨロヨロ、杖をつき、人の3、4倍も時間を