日本ではあまり注目されないが、東南アジアの優等生・マレーシアは世論調査で国民の75%が日本を「好き」と答えるなど、知られざる親日国だ。同国は2016年の日本の輸入相手国の10位に位置し、定年後の海外リタイア組や企業駐在員など2万2000人以上の邦人が暮らしている。1人あたりGDPが約1万ドルに達する豊かで清潔な社会と、カオスなアジア的な混沌が適度に混じり合った独特の雰囲気が魅力の国だ。 マレーシアは多民族社会で、約3000万人の人口のうち50%がマレー系、23%が中国(華僑)系、12%がオラン・アサル(先住民)系、7%がインド系である。華僑や印僑が多いのは、インド洋と太平洋をつなぐ交易拠点として、前近代から中国南部(福建省・広東省)やインド南部出身の交易民の土着が進んできたためだ。特に華僑は600万人以上もおり、人口規模だけで言えば、中国本土と台湾に次ぐ「第三の中国」と呼んでいいほどの巨大
加藤嘉一(かとう よしかず) 国際コラムニスト。楽天証券経済研究所客員研究員。1984年静岡県生まれ。2003年高校卒業後、単身で北京大学留学。同大学国際関係学院大学院修士課程修了。英フィナンシャルタイムズ中国語版コラムニスト、復旦大学新聞学院講座学者、慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、ハーバード大学ケネディ・スクール(公共政策大学院)フェロー、ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院客員研究員、香港大学アジアグローバル研究所兼任准教授などを歴任。著書に『われ日本海の橋とならん』『中国民主化研究:紅い皇帝・習近平が2021年に描く夢』『リバランス:米中衝突に日本はどう対するか』(いずれもダイヤモンド社)など。中国語の著書も多数。 加藤嘉一「中国民主化研究」揺れる巨人は何処へ 21世紀最大の“謎”ともいえる中国の台頭。そして、そこに内包される民主化とは――。本連載では、私たちが
美しく、見やすい自動車誌の代名詞として、独自のジャンルを築いた総合自動車情報誌。国産・輸入車の新車解説、試乗記をはじめ、カーAV・ナビやアクセサリー紹介まで、クルマ生活を応援する幅広い情報を掲載。 CAR and DRIVER特選! ドライバーズ・インフォメーション 総合自動車情報誌『CAR and DRIVER』の人気コラム「Driver's Information」から、クルマ好きが気になる注目トピックを選りすぐって紹介。ニュースを読むとクルマの「今」が見えてくる。 バックナンバー一覧 EV化を推進する中国で 日系メーカーが大健闘 世界最大の新車市場、中国は最近、政府主導で電気自動車(EV)への買い換えを支援しており、新エネルギー車がユーザーの注目を集めている。そんな中、8月の販売実績は、日系メーカーが健闘を見せた。 トヨタの8月の中国新車販売台数は10万8500台。前年同月比は7月の
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