BEVとPHEV(プラグインハイブリッド車)の合計販売台数が世界トップとなり、テスラを猛追する中国の自動車メーカー「BYD」とは、何者なのか。注目すべきは、価格そのものよりも、低価格を実現する技術力だ。連載「クルマの最旬学」とは…… 時価総額は世界の自動車メーカーで3番目 2022年のクルマ関連ホットニュースのひとつが、中国のBYDが日本の乗用車市場に参入すると発表したことだ。2023年1月より、3モデルのBEV(バッテリーに蓄えた電気だけで走るピュアな電気自動車)を順次導入するという。 この件に関しては、「黒船襲来」や「殴り込み」といった刺激的な見出しが目を引いた。本連載ではもう少し冷静に、「BYDとは何者か?」を検証したい。そして来月には、日本導入モデルの試乗記とキーマンへのインタビューを掲載する予定だ。