©Mad World Limited 1997年にイギリスから返還されて以降、経済発展を続けながら、大陸との関係に揺れ続ける香港。そんな中にある、躁うつ病、介護、狭い住居などさまざまな闇に鋭く斬り込んだ映画「誰がための日々」が2月2日から順次公開される。長編第一作目となる香港の新人監督・黄進(ウォン・ジョン)氏に話を聞いた。(聞き手:駒井春香) ◆ ◆ ◆ 黄進 プロフィール (ウォン・ジョン) 香港城市大学クリエイティブメディア学院で映画芸術を学び、2011年に卒業。短編『三月六日』が第49回台湾金馬奨優秀作品賞にノミネート。同年IFVAコンペティション部門(オープンセクション)でグランプリ受賞、高雄映画祭でメディア審査員賞受賞、鮮浪潮短編映画祭で最優秀脚本賞受賞など、各国で高い評価を受ける。2016年、本作で長編作品デビュー。