27年前の7月1日は、香港がイギリスから中国に返還された日です。香港では、返還から50年間は「一国二制度」のもと中国本土とは違う「自由」が保障されているはずでした。しかし、その約束の50年を待たずに自由は失われ、「言論」への締め付けも強まっています。一方で、香港では続けられなくなった民主化運動ですが、その舞台がいま日本などに移ってきています。
現在、カナダに滞在していることがわかった、香港の民主活動家の周庭、アグネス・チョウさんがさきほど、テレビ東京の単独インタビューに応じ、「香港には一生戻れない」と胸の内を明かしました。周さんは27歳の誕生日にあたる3日、2年半ぶりにインスタグラムを更新し、「現在は留学名目でトロントにいる。当初は香港に戻らない意図はなかった」と公表していました。周さんは2019年の大規模な民主化デモで若者を扇動した罪などに問われ、2020年12月に収監されました。2021年の6月に出所してから、情報発信を一切していませんでした。今後、カナダなど海外から香港の民主化に向けた政治活動をするのか、という問いには、明言を避けながらも「香港に関心を持ってもらうためにできることをしたい」と可能性をにじませました。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く