「没人能逃過」(逃れられる人はいない)――。昨年12月のクリスマス前、中国の知人からため息の絵文字と共にこんなメッセージが届いた。似たような連絡がまずは北京から、そして上海、各地から入ってくる。敵はもちろん新型コロナウイルスだ。 中国は昨年末、突如としてゼロコロナ政策の見直しに踏み切った。「実質的な崩壊」「強制終了」とでも言い換えられようか。誰もが予想できなかった結末。SNS上で「大型トラックが超高速運転中にウインカーを出さずに車線変更するようなもの」との例えを見て思わず苦笑い。あえて悪ノリすれば「おきて破りの逆走」とも付言したい。いずれにせよ急転直下、光芒一閃の政策変更だったことは衆目の一致するところだ。 その後に待っていたのは空前絶後のコロナ大感染。信じられないほどのスピードで感染が広がった。「誰かがわざと毒(ウイルス)を撒いたのでは」との陰謀説も出たほど。約3年間のゼロコロナ政策下で
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