ソニーは、360度の立体視が可能なディスプレイ「RayModeler」を開発。19日、参考動画を公式ページにて公開した。試作品は米国ロサンゼルスで7月25日から29日まで開催されるCGの国際会議「SIGGRAPH 2010」にて展示される。 同開発品は、特殊なLED光源を利用して360度方向からの立体映像の視認が可能だ。本体は円筒形で、高さは27cmで直径は13cm。デジタル映像端子を装備し、PCとの接続も可能とした。搭載されたグラフィックスは、リアルタイムで全周囲映像の生成が可能にするほか、ジェスチャーセンサーにより、投影された映像が手の動きに合わせて動く近未来的な仕掛けも施されている。 また、ゲームにも効果を発揮するとして、動画上では360度立体のブロック崩しなども披露。そのほか、8台のカメラを利用した特殊な撮影方法として、45度ずつ各方向から撮影し、それを滑らかな全周囲立体動画に変換