財閥の御曹司と電撃的に恋に落ちたストリップ・ダンサーの漣子(なみこ)。めでたく結婚し幸せを感じていた新生活はつかの間、夫と犬猿の仲だった義父が何者かに殺害される。犯人は誰なのか? 漣子は真相と、ある証人の存在に辿りつく。「弁護側の証人」とは誰なのか…!? お世話になっている集英社の広報担当者が「絶対に最低2度読みたくなる!本当に質の高いミステリーです!」と教えてくれたのがこの文庫。昨年4月に復刊。昭和30年代に発表され長く絶版されていた作品である。著者は25年前に亡くなっている。 年配のミステリーファンの間では伝説的な“傑作”。ミステリー作家の間ではテキスト的な読まれ方もしているという。それが1年前に復刊し、現在12刷、10万6千部発行。復刊作において異例の広がりだ。 物語は、シンプルに淡々と進んでいく。そして、ごくシンプルに思える内容ゆえ、終盤に分かる大いなる欺きに膝を打つ。慌てて読み返
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