マネージャーになり1on1を”する側”になってすぐに、第1の壁にぶつかることになる。何を話していいか分からないというやつだ。 マネジメント業をデビューした直後はとりあえず1on1をしなきゃと無計画なまま予定だけおさえ会話がうまくできず後悔したり、「最近どう?」から始まり「特に何も」と返されどうにも盛り上がらない事態に危機感を覚えたりした。 ここで1on1のやり方が書かれた本を数冊読んで、『相互理解』『傾聴』『承認』『フィードバック』に始まり数々の技やフォーマットを知り、それらを実践しているうちにいつの間にか壁を乗り越えたような気持ちになる。 * * * 第2の関門は、フォーマット通りに話すぎこちなさとの戦いだ。 「傾聴しなきゃ」「自分と相手の発言量を3:7にしなきゃ」などと考えすぎて質問攻めにしてしまったり、承認しなきゃと必死に褒めポイントを探してしまったりと、学んだフォーマットやテクニッ