免許が失効した状態の教員が授業を続けるなどの問題が全国で相次いでいることから、文部科学省は、現在、紙で授与している教員免許を運転免許証のようなカード型にして、免許の情報を一元的に管理するシステムを導入することになりました。 教員の免許を巡っては、期間を更新する講習を忘れて失効した状態のまま授業を続けていたり、免許状を偽造した教員が長年にわたって勤務していたりした問題が全国で相次いで判明しています。 文部科学省の有識者会議は、教員免許制度の改善について、11日報告書をまとめ、この中で、現在、A4サイズの紙で授与されている教員免許状をカード型の「教員免許証」にするという改善案を盛り込みました。 カード化した「教員免許証」には運転免許証のように顔写真を付け、免許の種類や有効期間、それに更新講習の受講時期などを印字するということです。 また、報告書では、学校関係者が教員の免許の情報を確認できる簡易
シンガポールで開かれていたTPP=環太平洋パートナーシップ協定の閣僚会合は閉会し、「包括的でバランスのとれた成果を挙げるため、課題を解決していく道筋を示した」などとする共同声明を発表しましたが、大筋合意には至りませんでした。 今月22日からシンガポールで開かれていたTPP閣僚会合は、最終日の25日、すべての日程を終えて閉会し、交渉に参加する12か国の閣僚らは、日本時間の午後3時半すぎから記者会見し、4日間の協議の成果をまとめた共同声明を発表しました。 声明では、「いくつかの分野で課題は残っているが、包括的でバランスのとれた成果を挙げるため、課題を解決していく道筋を示した。引き続き、関税撤廃を含む市場アクセス全体で野心的な協定の締結に向けて協議していく」としています。 一方で、今後の交渉の進め方については、「できるだけ早く妥結を目指す」とするにとどめ、次回の閣僚会合の日程は盛り込まれませんで
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