先日、iZotopeがリリースして、いろいろなところで話題になっているプラグイン、VEA=Voice Enhancement Assistant。4,200円と手ごろな価格ながら、適当に録音した音声でも、プロフェッショナ...
![小岩井ことり | | 藤本健の "DTMステーション"](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7eee40f491262cc37cc090284d629c529870b8dc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.dtmstation.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2018%2F09%2Fogp.jpg)
以前「難関MIDI検定2級、99点のトップ合格者は声優の小岩井ことりさんだった!」「声優の小岩井ことりさん、超難関のMIDI検定1級もトップ合格だった!」といった記事でも取り上げたことがあった、人気声優の小岩井ことり(@koiwai_kotori)さん。「この服買わなければ、あのプラグインが買える、これを我慢すれば、あの機材が買える……」なんて言葉が飛び出すほどのDTMerであり、自宅は機材で埋め尽くされているそうです。 その小岩井さんが、ついにメジャーデビューしました。といっても声優としてキャラクター名義では元々メジャーで歌っていたわけですが、今回は作家としてのデビューを果たしたのです。発売元はランティスで「アイドルマスター ミリオンライブ!」(以下、ミリオンライブ!)、アプリゲーム「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」のキャラクターソング・アルバムの第8弾、「THE I
マニアックすぎるDTMユーザーとして知られる声優の小岩井ことり(@koiwai_kotori)さん。機材やプラグインの話を始めると、もう誰もついていけないほどディープな世界へと行ってしまう小岩井さんですが、MIDI検定2級、さらには超難関のMIDI検定1級まで取得していることはDTMステーションの記事でも紹介した通り。さらにMIDI検定指導者の資格まで取得していたようなんですよね。 4月には作詞・作曲する作家としてのメジャーデビューを果たした小岩井さんの活動は、さらに広がり、10月9日、また新たな作品がリリースされました。今回担当したのはスマートフォン向けソーシャルゲーム、『スクールガールストライカーズ2』(スクウェア・エニックス配信)で、小岩井さんが演じるキャラクター、フェイ・リーのキャラクターソング「まじかる・(てん)ぷてーしょん」。今回は作詞・作曲に留まらず、Cubase Pro 9
ムービングフェーダーってご存知ですか?そんな質問をしたら「知ってるよ、バカにすんな!」、「憧れなんだよね」なんて声と、「知らない、初めて聞いた」という声に二分されるように思います。とくに初心者のDTMユーザーと話をしていると、やはりまったく知らない方が多いんですよね。 そこで、今回は2万円以内で買える安価な機材、PreSonus(プリソナス)のFaderPortを例に、ムービングフェーダーってどんなメリットがあるのか、DAWと組み合わせてどんなことができるのかについて紹介してみたいと思います。 ムービングフェーダー搭載のコントロールサーフェイスが1つあると、とっても便利です どうですか? ムービングフェーダーという言葉通り、フェーダーが自動で動くわけです。モーターフェーダーとかモータードライブフェーダーなんて呼び方をすることもありますが、内部に小さなモーターが入っていて、DAWのフェーダー
自宅のモニター環境をどう作るかは、すべてのDTMユーザーにとっての重要なテーマですよね。とくにモニタースピーカーに何を選ぶかは最大のポイント。そんな中、1500万円もするモニタースピーカーを導入して活用している方がいます。現在作詞家としてSPIN、音楽プロデューサーとしてSilky Voice名義で数多くのアーティストの制作に関わる株式会社Tokyo Tunes代表取締役の井上純さん。 都内の自宅の1階をスタジオにし、その一番奥にそびえ立つように構えているのが1500万円するイギリスPMCのモニタースピーカー、PMC BB5 XBD-A。世界最高峰と言われるこのモニターを井上さんが導入したのは「PMCでしか出せない音域があるから」なんだとか。ほかにも以前「JBLの新型モニター、LSR305は魔法のスピーカー!?」という記事で紹介し、私自身も事務所で使っているLSR305とそっくりなモニター
たまには自分の昔のことを振り返る記事でも……と思い、まだあまり詳しく書いたことのなかった1986年にHAL研究所から発売した「響(ひびき)」というFM音源+MIDIインターフェイスボードおよび、その付属ソフトであったシンセサイザソフト&シーケンサソフトについて語ってみようと思います。ふと、入浴中にこのネタを思いついたのですが、「あれ?」っと調べてみたらちょうど2日後の7月11日が、これを一緒に開発した元任天堂の代表取締役、岩田聡さんの命日。 偶然ではあると思うのですが、記事を書くにはちょうどいいタイミング。何年か前に実家から持ってきた書類を開いてみたら、開発当時の資料やメモ書きが山ほど出てきたので、これらも交えつつ、どんな製品だったのか、どうやって開発したのかなど、30年近く前の記憶をたぐり寄せつつ、振り返ってみたいと思います。 1986年に発売したHAL研究所のFM音源&MIDIボード、
最近、電車の中でDAWを立ち上げて何やら編集作業を行っている人を時々見かけるようになりました。実際、電車の中やカフェで、また会社の休憩時間中にDTMで音楽制作をした経験がある人も多いのではないでしょうか?でも、PC内蔵のヘッドホン端子からの音では音質が悪かったり、レイテンシーが大きかったりとDTM用途には向きません。かといってオーディオインターフェイスも一緒に持ち歩くとなると、かなりかさばるし、重いし、何より人の目が気になるところです。 そんなときに、まさにピッタリという小型で高音質な再生専用のオーディオインターフェイス、SPECTRAという製品が発売されました。見た目にはオーディオケーブルとかオーディオコネクタという感じのコンパクトなもので、32bit/384kHzにまで対応するという優れもの。実際どう使うのかなどを紹介してみましょう。 モバイルDTMにピッタリな超コンパクトな再生専用オ
音楽制作環境を整える上で重要なポジションを占めるのがミキサーの存在。最近はDAWを中枢に据えるケースが多いため、マルチポートの入出力を持つオーディオインターフェイスがあれば、DAWがミキサーの役割を果たすことが可能なのは事実です。でも、やはりフェーダーを動かせば、すぐに音が立ち上がってくるミキサーがあると、作業効率が格段に上がるのも実際のところです。 一方でミキサーに接続する楽器やオーディオ機器側も昨今で大きく変化してきています。つまりPCであったり、S/PDIFなどのデジタル端子、そしてUSB接続機器など、従来のアナログだけではなくなってきたわけですが、そんなデジタル環境にマッチするミキサーがRolandから発売されています。AIRAシリーズのMX-1というのがそれ。先日のファームウェアアップデートにより、さらに使いやすく便利なミキサーへと進化しているので、紹介してみましょう。 さまざま
私も、これまでいろんな電子楽器を見て、触ってきたつもりですが、今回ZOOMから発売された新製品、ARQ Aero Rhythm Trak AR-96(以下、ARQ)ほどぶっ飛んだ製品を見たのは初めてのような気がします。もちろん、いい意味でですけどね。確かにジャンルとしてはリズムマシンの一種だとは思います。でも、この見た目、デザイン、音の出し方、発想……すべてにおいて斬新というか、これまでにない、奇想天外なマシンなんです。 今年1月のNAMMで発表されてから、「何なんだろう、これ?」って気にはなっていました。その一方で、写真やビデオも少しずつ出ていたので、見てはいたものの、いったいこれが何なのか、さっぱり掴めずにいました。正直に言っちゃうと、丸型蛍光灯のシーリングライトにしか見えなかったのですが……ごめんなさい、ZOOMさん!!。そのARQを試すことができたので、まずはファーストインプレッシ
もう2年半も前ですが「ボーカルをループさせる新発想の楽器、VOCALOOPとは」という記事を書いたことがあります。これは以前ヤマハ在職時に「VOCALOIDキーボード」を開発していた加々見翔太さんが中心になって開発していた歌う楽器。記事を書いた当時は主要機能はPCのソフトウェアで実現させるというプロトタイプになっていました。それがようやく完成し、ハードウェアの楽器として発売するということで、加々見さんから連絡をいただいたので、見に行ってきました。 コンパクトなガジェット風の機材として仕上がっており、その中には専用に開発した基板が入っていて、ファームウェアも搭載された、大手メーカー製品に負けない電子楽器。でも、主要部品であるeVY1 boardが製造中止となってしまったために、製造できたのはたった15台だけになってしまったのだとか……。それでも「後世語り継がれ、使われていく楽器になるはず」と
DAWを活用する上で、もはや必須といっても過言ではないコントロールサーフェイス(フィジカルコントローラ)。ただ、ここにはプロ用とアマチュア用で1つ決定的な違いがあります。それはフェーダーにモータードライブが装着されたムービングフェーダーであるかどうか。 確かに最近はちょっと背伸びすれば買えるムービーングフェーダー搭載のコントロールサーフェイスも出てはきていますが、大きさ的にみて普通のデスクに置けるものではないため、DTMユーザーにとっては設置場所という面で敷居が高いというのが実情ではないでしょうか? でも、デスク上に余裕で置ける大きさでありながら、ムービングフェーダーを搭載したコントロールサーフェイスでありつつ、オーディオインターフェイス機能、デジタルミキサー機能、さらにはデジタルレコーダー機能も装備した機材が70,000円以下で売られているのをご存知ですか? ムービングフェーダー搭載のオ
CubaseやSONAR、Logic、Reaper、StudioOne、ProTools、SingerSongWriter、FL Studio、DigitalPerformer、Live……、みなさん、それぞれいろいろなDAWを使っていると思いますが、その操作はPCのディスプレイとマウス操作で、という人が大半ですよね。でも、より効率よく操作をするなら、コントロールサーフェイスが有効であることはご存じですか? コントロールサーフェイスとはDAWをリモートコントロールするための機器であり、フィジカルコントローラとか、フィジコンなんて言われ方をすることもあります。プレイバックやストップ、早送り…といったトランポート操作はもちろんのこと、フェーダーやパン、またEQやダイナミクス、さらにはソフトシンセのコントロールといった操作までを、物理的なボタンやフェーダー、ツマミなどを使って操作する機材のことを
2014年1月に鳴り物入りで誕生したまったく新しいDAW、Bitwig Studio。ドイツ・ベルリンにあるBITWIG社が開発したWindows、MacさらにはLinuxで動作するDAWです。新しいDAWと言われるStudio Oneでさえ誕生から12~13年が経過している中、ゼロからスタートしたBitwig Studioは国内外で大きな話題になり、これを活用するユーザーもジワジワと増えてきているところです。 そのBitwig Studioが初のメジャーバージョンアップを果たし、Bitwig Studio 2として本日3月1日、リリースされました。ダウンロード版の国内発売は3月中旬、パッケージ版は4月に入ってからとのことですが、日本発売に先駆け、Bitwig Studio 2を入手して、試すことができたので、これがどんなDAWなのか実際に試してみました。「Bitwigの名前は聞いたことあ
これまで何度か取り上げてきたUniversal Audioのapollo twin。これは小さな機材でありながら24bit/192kHzのオーディオインターフェイスを備えるとともに強力なDSPが内蔵されていることで、実質的に大型コンソールを内蔵しているようなシステムになっており、しかも数多くのビンテージエフェクトを再現できるようになっていることから、プロユーザーを中心に大きな広がりを見せているユニークな機材です。 そのapollo twinを動作させるためのシステムウェアであるUAD-2の新バージョンUADソフトウェア v9.0の登場によって、これまでMac専用だったapollo twinがWindowsでも使えるようになったのです。まあ、すでにWindows専用のapollo twin USBという製品があったので、大した話ではないように感じるかもしれません。ところが、今回の対応はDTM
毎月のように通っているシンセバーですが、先日その会場で、ふと、あの氏家克典さんから声をかけられたんです。「すごく面白い物理モデリングのギター音源があるんだけど、使ってみない?」と。そう氏家さんがやっているMusic Track内のネットショップ「メディアウェーブ」で扱うようになったというのです(※2020.9.10追記 その後取り扱い先がbeatcloud.jpに変更されています)。 1つ提供いただけるということだったので、もちろん2つ返事でOKしたわけですが、これはフランスのXhunAudio(ヒュンオーディオ)という会社が開発したIronAXE(アイアンアックス)というVSTiのプラグイン音源。なかなか面白い音源だったので、ちょっと紹介してみましょう。 フランスXhunAudioのギター専用物理モデリング音源、IronAXE 物理モデリング音源という言葉をご存知でしょうか?最近、DTM
DTM革命と言われながらも、Windowsは置いてけぼりになっていた、Universal Audioのapollo twin。従来apollo twinはThunderbolt接続でMacのみの対応でしたが、USB 3.0接続に対応した新ハードウェアであるapollo twin USBが発売されたことで、ついにWindowsでも使えるようになりました。 オーディオインターフェイスであり、外部頭脳であり、プラグインであり、マイクプリアンプであり、ミキシングコンソールでもあるapollo twin。とくにプロの間で大ヒットしている機材ですが、「apollo twinって何?」という方も少なくないと思います。そこで、この発売されたばかりのapollo twin USBについて、私も実際にWindowsで使ってみたので、もっとも基礎的なところから紹介してみたいと思います。 apollo twinは
ときどき、昔のDTMについて振り返る「DTM温故知新」シリーズ。今回、振り返ってみるのは20年前、1997年にYAMAHAが出したプラグインボードについてです。いまプラグインといえば、VSTやAudio Units、AAXなど、DAWをソフトウェアで拡張するものを意味しますが、まだPCのスペックが低かった20年前は、ハードウェアのプラグインで音源を拡張するというコンセプトの製品が存在していたんですよね。 当初、XG音源を拡張するXGプラグインシステムとして3製品がリリースされたプラグインボードは、その後DTM音源のみならず、YAMAHAのシンセサイザ、MOTIFシリーズなどの拡張できるModular Synthesis Plug-in Systemへと進化し、計12製品が発売されてきました。これらプラグインボードとは何だったのか、私の手元にある当時のカタログなどを見ながら、振り返っていきま
Steinbergとのコラボ企画連載インタビューの2回目。今回インタビューしたのは、株式会社マリモレコーズの代表取締役であると同時に、作曲家として、プロデューサーとして、レコーディングエンジニア、マスタリングエンジニア、さらにはトラックメーカー、DJとしても幅広く活躍する江夏正晃さんです。 SAOLILITH 2 FILTER KYODAIというユニットでハイレゾ楽曲を無償公開して話題になったり、9月に公開となる「ナニワのシンセ界」というドキュメンタリー映画に出演するとともにエンディングテーマの制作をされていたり、はたまたレコーディングや、トラックメイキングに関するセミナーで飛び回ってもいる江夏さん、個人的にも興味がいっぱいあったので、いろいろとお話を伺ってきました。 15年近くCubaseを使っているというマリモレコーズの代表取締役/プロデューサーの江夏正晃さん --今日は、江夏さんの音
クリプトン・フューチャー・メディアが3月19日に発売した、VOCALOID 4対応の巡音ルカV4X。先日の記事「巡音ルカ V4X搭載のE.V.E.C.の魅力とPiapro Studio V4モードの破壊力」においても、レポートしましたとおり、クリプトン独自の「E.V.E.C.」というシステムを搭載したことで、表現できる歌声の幅が大きく広がっています。 でも、なぜVOCALOID 4というYAMAHAのシステムにE.V.E.C.という独自システムを搭載できたのでしょうか?またAppendのようなライブラリーのバリエーションとどういう関係にあり、VOCALOID 4で搭載されたクロスシンセシスではどう扱われるのか……と気になることもいっぱいあります。そこで、初音ミクや巡音ルカの生みの親としても知られるクリプトン・フューチャー・メディアの佐々木渉さん、Piapro Studio開発者である同社の
「気になっていたけど、Windowsで使えないから諦めていた…」という人も多い、APOGEEのオーディオインターフェイス。プロミュージシャン御用達ということで、よく話題に上るけど、APOGEEはAppleとガッツリと組んでいるだけにWindowsで使うことができなかったんですよね。 しかし、そのAPOGEEがAvid Technologyと組んだことにより、Windowsで使えるようになりました。以前の記事「プロ御用達オーディオIF、APOGEE製品ってどんなもの?」でも少し触れたPro Tools | Duet(デュエット)およびPro Tools | Quartet(カルテット)というのがそれ。先日、それぞれを借りてWindows上で使ってみたので、どんな製品なのか紹介してみたいと思います。 Windows 8.1上でPro Tools | Quartet、Pro Tools | Du
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