» 前回:情報摂取が抱える課題 | Aliice pentagram 前回は「情報摂取」において生じる問題を検討しました。今回は、その改善策について考えてみます。 情報のやっかいな性質 前回検討した課題は、総じて言えば、「適正がわからない」のひと言に尽きます。 シグナル&ノイズ フィルターバブル 時間不足 ジャンクフード 「シグナル&ノイズ」は、何がシグナル(必要な情報)で、何がノイズ(不要な情報)なのかが判断できないこと、「フィルターバブル」は、どういう情報を仕入れれば偏っているのか(あるいは偏っていないのか)の判断ができないこと、「時間不足」はほどよいインプット時間、「ジャンクフード」は、脳(あるいは心)に良い情報が見極められないことが問題なわけです。 情報そのもの、その質、インプットに使う時間、情報から作用を受ける私たちの精神、そのすべてが目に見えないのですから、こうした混乱が生じる