ウクライナ・ブゾワのマンホールで遺体となって発見された男性の母親(2022年4月10日撮影)。(c)Sergei SUPINSKY / AFP 【4月11日 AFP】ウクライナの首都キーウ近郊にある破壊されたガソリンスタンドの裏で、女性が泣き崩れた。のぞき込んだマンホールの中に、23歳の息子ともう一人別の男性の遺体があるのを目にした直後のことだった。「私の坊や」と、女性の悲痛な声が響いた。 ウクライナ北部からロシア軍が撤退して以来、ウクライナ当局は後に残された惨状の確認に追われている。 AFP取材班は10日、首都キーウから西に15キロ離れたブゾワ(Buzova)村付近のガソリンスタンドのマンホール内で、男性2人の遺体を目にした。 男性は水に漬かっており、軍の寝具が一部を覆っていた。しかし、特徴のある靴を見た女性は、わが子と確信した。 悲しみに打ちひしがれた女性は、マンホールの縁から動こうと