巡回パトロールで民家やビラを訪問する北クタ分署の警察官(左)。日本警察が支援する研修で「ノウハウを学んだ」という=バリ島チャング村、郷富佐子撮影バリ島周辺の地図 【北クタ(インドネシア・バリ島)=郷富佐子】インドネシアのバリ島で、地元の警察が「日本警察直伝」のパトロールを始めている。リゾートで滞在する外国人が増え、相次ぐ国際会議に備えた建設ラッシュで島外から労働者らも入り込んでおり、「みんな知り合い」という地域社会の良さが薄れているためだ。 「変わったことはないですか」。金曜日の午後、バリ州警察バドゥン署北クタ分署のイ・ニョマン・アルタナさんが、クタ地区にあるチャング村で巡回を始めた。肩書は「地域社会安全秩序指導担当警察官」。バビンと呼ばれ、日本の「交番のおまわりさん」のような存在だ。 続きを読む最新トップニュースこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログ