【エルサレム=沢田大典】安倍晋三首相は2日午後(日本時間同日夜)、ヨルダン川西岸のパレスチナ南部にあるベツレヘムを訪問した。キリストの聖誕教会がある観光地でエルサレムから10キロ離れた場所にある。当初の予定になかったが、パレスチナのラマラで1日夜(同2日未明)に開かれた夕食会で急浮上した。 西村康稔官房副長官が、パレスチナ自治政府の観光遺産相がベツレヘム出身と知り、「30年近く前にバックパッカーで2週間ほど中東をまわった。ベツレヘムに行ったことがある」と話題を振ると、観光遺産相は「観光振興をしていきたい」などと応じた。 安倍首相も話に加わり、「幼稚園児だったころ、ベツレヘムを舞台にした劇に出たことがある。一度は行ってみたいと思っていた」「観光を支援する」などとベツレヘム観光を提案した。観光遺産相は「ありがとうございます」と謝意を示した。
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