AERA 2020年6月29日号よりこの記事の写真をすべて見る AERA 2020年6月29日号より もし東京五輪を開催できたとしても、観客をめぐる問題は避けられない。ソーシャルディスタンスの保ち方や観客減によるチケット収入の減少など不安要素が山積する。「五輪の条件」を特集したAERA 2020年6月29日号の記事を紹介する。 【五輪競技集中時はどのくらい通勤ラッシュの混雑は増加する?】 * * * 選手の安全を確保できて開催にこぎつけられたとしても、会場に大勢の観客が集まれば感染のリスクは高まる。観客開催の検討や大幅な観客数の絞り込みは避けられない。 新型コロナ以降の新しい生活様式では、人と人との距離をできれば2メートル、最低でも1メートル保つよう求められている。台湾のプロ野球が5月に観客を入れて試合を再開したときには、前後左右の座席を空けて座る形にした。少なくとも両隣や前後を空ける