国会議事堂の衆院本会議場入り口付近にある2つの喫煙ブースに対する風当たりが強まっている。もともと非喫煙議員らが設置に批判的だった上、新型コロナウイルスの感染防止対策の観点からも問題視されるようになったからだ。 「本会議前後となれば、マスクを外して喫煙しながら話し込んでいる議員や記者たちが数多くいる。感染拡大防止対策、どのようにしているか」 国民民主党の伊藤孝恵参院議員は1月28日の参院予算委員会でこう述べ、喫煙ブースのコロナ対策をただした。答弁に立った衆院幹部職員は「入り口には喫煙時には適切な距離を保つことや間近で会話や発声することを避けていただくこと等の注意喚起の掲示を行っている」と説明した。 だが、実際は議員や政党・国会職員、SP(警護官)、記者らが喫煙しながら近距離で会話する光景が日常的に繰り広げられている。参院側の公共スペースには議員向けの喫煙所がなく、衆院側に頻繁に「遠征」する参
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